食事は毎日欠かせないものですから、ご自分の歯は一生涯の大事なパートナーです。
そこで当院では、プロの手による歯のクリーニングである「PMTC」などを通じ、まずはご自分のお口の中がきれいになった状態を知っていただきたいと考えております。
「歯がツルツルになった」「口臭が消えた」そんな喜びの声をよく聞きます。
きれいになれば、自分の歯に意識が向いて、その状態を維持したくなる。何か起こる前に予防をしよう、治療をした後はメンテナンスをしようという、そんな好循環を生み出せるのではないかと考えるからです。
歯が悪くなってうまく噛めなくなってくると、お口の中が萎縮して狭くなる場合があります。すると表情も固くなり、発音まで悪くなってきます。また食べ物をしっかり噛めていないことから、体内の消化器へのダメージも少なくありません。体全体の調子が悪くなって気力も湧いてこない・・・。そんな悪循環は断ち切らなければいけません。
毎日の生活にあたっては歯みがき指導や食事指導を行い、きれいな状態を維持する生活習慣へと少しずつ改善していきましょう。
少しでも早く病気を治療することで、重症化するのを防ぎます。そのためには定期検診が最も効果的。定期検診を行うことで、①通常の歯みがきでは落としきれない隙間の歯石を取り除く、②歯周病を治す手術、③残しておけない歯を抜く、といったことができます。
早めに手当てしておくことで、大きなトラブルを防止することができるのです。
残念ながら病気によって機能が失われてしまった場合は、入れ歯などを使ってその機能を回復させます。これにともない、口元の見た目の美しさや噛む力、発音なども元の状態に戻していかなければなりません。
また再び同じ病気にかかってしまったり、後遺症に悩むことのないようメンテナンス管理を行うことも重要です。
いくら歯みがきをしても取り切れずに溜まってしまう歯垢をすべて取り除き、ピカピカの状態にします。
PMTCを行うと、歯がツルツルになって汚れは付着しにくくなりますので、虫歯や歯周病の予防に役立ちます。
歯の汚れが徹底的に落ちますので、黄色くなっていた歯も白さを取り戻します。
ただ元の歯よりも白くはなりません。もっと白くしたい!という患者さまには、ホワイトニングをおすすめいたします。
歯を治療して、丈夫で立派な入れ歯や義歯を入れても、毎日ご使用される中では、不意なことで傷ついたり欠けてしまったりすることが起こります。また歯茎の状態などは年齢とともに刻一刻、変化しています。すると噛み合わせも徐々に変わっていきますから、どうしても入れ歯や義歯にかかる力も変化してしまいます。
たとえば、義歯のすきまに虫歯菌が入り込み、知らない間に内部で増殖してしまうというケースも珍しくありません。
これらは定期的にチェックし、早めに予防・補修することで、そうした大きなトラブルに発展させずに済みます。
お口の中の健康を保つため、治療後はメンテナンスにお越しください。せっかく治療した歯ですから、少しでも長持ちさせて、よりよい毎日を送りましょう。
虫歯や歯周病は「生活習慣病」と呼ばれるほどで、毎日のケアが大切です。
しかし毎日注意してケアしても、必ず磨き残しがでます。ところが特に熱心に歯磨きをしていないのに、3カ月に1回程度の定期健診に通っている方の歯のほうが、よい健康状態に保たれている、ということがあります。そのくらい定期健診は大切です。
お子さまを虫歯から守るのは、親の役目です。
虫歯は、削るのではなく進行させないこと、そして予防していくことが大切です。当院では、6カ月に1度くらいのペースでお子さまの定期健診を行っています。検診内容は、歯のクリーニング(PMTC)、フッ素塗布、歯列チェック、また歯ブラシの仕方の指導などです。検診は痛くないので、1歳くらいのお子さまでも安心して受けられます。
ブラッシングでは落ちない歯垢があるのはご存知でしょうか。
バイオフィルムと呼ばれる細菌の塊です。歯の表面に膜のようにこびりつき、それが虫歯や歯周病を引き起こします。
当院では、治療を終えた患者さまに2カ月~6カ月に1回、定期健診を行います。バイオフィルムをしっかり除去することで細菌が増殖しないようコントロールし、高い予防効果を維持します。
ただし、効果を持続させるためには、年に3~4回ほど歯科医院での塗布が必要です。
また他にも、ご家庭でフッ素入り歯磨き材を使用したり、フッ素洗口をしていただく方法もあります。
これらの併用で、より効果的な虫歯の予防が期待できます。
ただし、フッ素を塗布したからといって、絶対に虫歯にならないというわけではありません。毎日のブラッシングは不可欠であり、同時に歯間を掃除する糸ようじ(フロス)を使用したり、シーラント処置などをおすすめします。